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更新番号:
001

更新・日付:
2025/6/3
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人工知能理論のまとめ(刺激量:Stimulus Quantity)
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刺激量


刺激量はある刺激における情報の強弱や、大小など、刺激同士を比較する際の指標の1つの量の意味で用いている。

神経細胞同士の軸索の結合強度は、一般的な「重みづけ」「weight」のまま用いている。

刺激の強さは、感覚器官による刺激の受容における発火頻度(発火回数の総和)から生じ、
その感覚における刺激の量に対する発火のし易さが、
重みづけやweightとして定義される強度という事になる。

神経細胞の発火のしやすさ=重みづけ・weight

1つの刺激における神経細胞の発火回数の総和=刺激量

刺激量は先天的定義、または後天的定義から情報としての事象を再構成する際に、
その事象が持つ情報としての1つの量である。

例えば、何かに触れられたという接触の感覚においては物理的強度と、
その触れられた対象によって刺激の強さが異なる。

刺激の情報としての強弱は、刺激量の大小によって決まる。


例:ある接触の刺激量:

手に触れた何かの物理的強度の強さ・量が同じであるとして、

好きな人に手を握られた際の接触感覚:強い刺激
接触感覚:他と同じ
関連する想起される刺激・刺激量・多

嫌いな人に手を握られた際の接触感覚:強い刺激
接触感覚:他と同じ
関連する想起される刺激・刺激量・多

目隠しをして誰かに手を握られた際の接触感覚:強い刺激
接触感覚:他と同じ
関連する想起される刺激・刺激量・多

自分で自分の手を握る接触感覚:弱い刺激
接触感覚:他と同じ
関連する想起される刺激・刺激量・少

何かの紐を手に巻き付ける接触感覚:弱い刺激
接触感覚:他と同じ
関連する想起される刺激・刺激量・少

つまり、接触刺激自体が物理的・力学的に同じ強さの刺激量だった場合、
接触に関する刺激だけを抜き出せば、この刺激の刺激量は同じである。
ただし、
同時に認識した刺激として、その接触に関連している情報の要素の対象が異なる事で、
この関連対象が持つ情報の要素の励起によって刺激全体を構成する構成要素が異なり、
刺激全体としての強さは、違いを生じる事になる。

この場合、接触についての刺激量は皆同じだが、
刺激全体としては刺激の要素によって刺激量の総和には違いが生じる事になる。

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更新:日付 番号
2025/6/5 001 新規作成:旧まとめより抜粋
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