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更新番号:
002
更新・日付:
2025/5/16
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人工知能理論のまとめ(概感:gaikan)
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概感とは:
簡単に言えば、
概感は想起して思い出した情報という事になる。
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概感は、
刺激または概感自体をきっかけとして、
記憶された経験の定義から想起する事によって再構成される情報である。
概感の情報の構成は、刺激と同様に、
概感=「変化情報+自己情報」
から構成される。
概感を構成することが想起となる。
想起により概感は認識プール(新・事象プール)内に構成される。
概感は情報としての連続性を持っている。
刺激が認識されて意識されるのと同様に、
概感も想起されて意識される。
想起の場合の意識は、想起の連続性であり、概感の連続性による、
変化情報と自己情報の二面性から構成される事象における、
知能の観測による「自分」の存在の連続性に対して感じられる。
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最新の意識に対する詳細は
「420:刺激と概感とその連続性」
を参照のこと。
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これまでの「概感」に対する考え方の変遷:
記憶された刺激を想起する事によって構成される情報である。
英語で直訳すると、想起映像:recalled imagesや想起情報:recalled informationsという事になる。
想起されて認識される情報は、刺激とは異なるという事から新しく定義した。
参考:383:定義「概感」と刺激・認識・想起の再定義
「概感」は「刺激」同様に認識対象になる。
「刺激」は、感覚器官の受容体が変化情報を受容して、
この変化情報に対して先天的定義で意味付けした情報と、
ここで用いられた先天的定義に含まれる自己情報を用いて、
刺激の再構成の場で再構成されたものが「刺激」であるのに対して、
「概感」は、過去に経験して記憶した事のある「刺激」を、
きっかけとなる刺激に対して想起する場合に、
刺激に関連して励起された情報の要素を、
後天的定義を用いて「概感」として再構成したもの。
後天的定義として定義の1つの情報単位を形成し、
想起による想起対象となる情報単位。
感覚器官が受容する変化情報の情報の要素に対して、
先天的定義による意味付けで「刺激」が構成されるのに対して、
想起によって励起される情報の要素に対して、
後天的定義による意味付けで「概感」が構成される事になる。
「概感」は一度「刺激」として認識され、記憶された情報の要素の関連であるため、
刺激として構成されていた「先天的定義の関連によって構成される定義」を一度記憶した後、
想起によってこの定義を再構成した情報になる。
概感に含まれる情報の要素は、先天的定義の情報の要素の単位を、
特定の関連と関連の励起の順序で決められた定義を記憶したネットワーク・関連の単位となる。
刺激は、変化情報と自己情報によって構成され、
「概感」は、刺激で用いられた先天的定義の関連と関連順序の内、
刺激として認識された意味のある定義として成り立つために必要な情報の要素の関連を用いて構成される。
ただし、「概感」を構成する情報の要素は刺激であった時の全ての情報の要素を用いていない。
記憶された関連のみが構成要素となる。
仮定の話であるが、もし刺激を完全に記憶できれば、「概感」=「刺激」となる。
「概感」は先天的定義の定義の関連と順序が定義としての意味を持ち、情報を形成する。
「概感」は先天的定義を含む定義から構成される為、自己情報の定義も含まれる。
「概感」は、定義の関連と順序の情報のまとまりであるので、
「概感」と「概感」の定義を関連して、
新しい「概感」を定義する事もできる。
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更新:日付 番号
2024/9/28 001 新規作成
2025/5/16 002 内容変更 想起の考え方・意識対象である事を追加
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