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更新番号:
002
更新・日付:
2024/9/27
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人工知能理論のまとめ(定義の構成:Composition of Definitions)
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定義の構成:
この人工知能理論で扱う「定義」とは以下の通り。
知能は定義を用いて事象を情報として解釈して扱うことが出来る。
知能にとって、この世界の事象の全てには定義が存在しうる。
定義は上位から下位に向かって連続性を持ち、その定義は不可逆的である。
知能が、ある定義を用いるためには、
その定義を解釈する為に定義する下位の定義を必要とする。
知能が扱う事の出来る事象と、
その事象の変化としての情報の定義には以下のものがある。
1:自然法則
2:先天的定義
3:後天的定義
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自然法則における定義:
自然界に存在する事象の全ては、自然法則の定義から成り立っている。
知能が自然法則を扱う事ができるのは、
感覚によって自然法則の事象を情報として受容する事、、
受容した情報を定義で認識できるように解釈し再構成する事、
この2つの事が出来るために知能は自然法則を扱うことが出来る。
恐らく自然法則を成り立たせる上位の定義が存在すると考えられるが、
現時点の人間の知能においては、
自然法則の解明と定義が完全でないため、定義の構成上、この上位の定義は理解する事が出来ない。
現在の人間の知能では、まだ自然法則の事象の全てを定義できておらず、
科学において自然法則の定義を解明をしようとしている段階である。
世界や生命の存在を支える定義である。
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知能で用いる先天的定義:
生命としての種が、その種の維持・存続のために必要とする自然法則を、
情報として扱うことが出来るように定義し、遺伝情報にしたものである。
生命においては、五感などの感覚や、
生命の個体の状態変化、生命種独自の変化などの情報が、
先天的定義として定義される。
先天的定義は、自然法則の定義1つに対して複数の遺伝情報で構成されていると考えられるが、
現在この遺伝情報の定義は未解明である。
先天的定義は遺伝で継承される。
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知能で用いる後天的定義:
生命としての個体が、その個体の維持・存続のために必要とする経験を、
先天的定義を用いて知能が情報として扱うことが出来るように定義し、記憶したものである。
生命においては、個体の経験が後天的定義として定義される。
人間が定義した後天的定義として、
知恵や学問は、この後天的定義に該当する。
後天的定義は、1つ以上の先天的定義で構成される。
後天的定義は遺伝で継承されない。
後天的定義は学問や知識として継承できる。
後天的定義は社会やコミュニティで継承できる。
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定義の規則:
1:ある事象Aに対して、
この事象Aを存在させるための上位の定義が存在する場合、
この上位の定義を、この事象Aが保有する定義で解釈する場合、
事象Aにとって、上位の定義を解釈する定義の構成は1種類のみとなる。
2:ある事象Bが存在する場合、
この事象Bが定義する下位の定義は、1種類以上の下位の定義として定義することが出来る。
1と2の解釈:
上位から下位の定義の段階において、
ある存在から見た、上位の定義は固定されているという事。
ある存在から見た、下位の定義は複数存在するという事。
人間の定義の場合は以下の通り。
(上位)
自然法則:自然法則が保有する定義
↓
先天的定義:人間が保有する定義
↓
後天的定義:人間が経験した定義
(下位)
1:は、例えば「ある事象A=人間の存在」である場合、
人間が存在する上位の定義は自然法則の定義であり、
自然法則の定義を、その下位の存在である人間が持つ定義で解釈する場合、
下位の人間にとって上位の自然法則を解釈する定義の構成は1種類のみであるという事。
人間から見た自然法則は、自らを構成する定義の基礎であるため、
人間が事象として存在するには、上位の固定された定義が必要になるという事。
つまり、ある事象の存在を確定するには、その事象を定義する上位の固定された定義が必要になるという事。
2:は、例えば「ある事象B=人間の存在」である場合、
人間が存在するという事象の下位の定義、つまり、人間が保有する定義で定義した事象は、
人間が持つ定義次第で複数の事象として定義することが出来るという事。
人間から見た下位の定義である経験は、
人間の各個体が保有する先天的定義で定義されるため、
後天的定義に対する先天的定義は上位になるため固定されている。
後天的定義は、各個体が保有する先天的定義の構成によって、複数の事象として定義できるという事。
つまり、定義する当事者にとって、
当事者を存在させる上位の定義は常に固定されていて、
下位の定義は当事者が持つ定義の組み合わせによって多様に定義できるという事。
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知能における定義:
知的生命において、その知能における定義は、
上位:↑
自然法則
先天的定義
後天的定義
下位:↓
この関係が成り立ち、
この場合、先天的定義に対する自然法則は、事象毎に定義として1つだけ存在する。
また、後天的定義に対する先天的定義も、事象毎に定義として1つだけ存在する。
先天的定義は、同じ生物種であっても個体差が存在するが、
ある個体における後天的定義は、その個体が持つ先天的定義を用いるため、
後天的定義に対する先天的定義は、個体毎に遺伝的に固有の定義となる。
先天的定義は、エピジェネティクス的な遺伝情報の変化によって定義が変化する場合がある。
この時は当世代以降の先天的定義と後天的定義の定義が変化する場合がある。
参考:399:事象と情報の区切り
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更新:日付 番号
2024/9/22 001 新規作成
2024/9/27 002 「知能で用いる後天的定義」「定義の規則」「知能における定義」:加筆・変更
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