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更新番号:
001

更新・日付:
2025/6/16
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人工知能理論のまとめ(事象プール:Cognitive Event Pool)
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先天的定義から刺激を、
後天的定義から概感を構成した際に、
この刺激又は概感を情報(データ)として集める「たまり場」の事。

人間の知能においては刺激や概感が構成された時点で、
認識または想起が起こる判定が行われる為、事象プールの考え方は冗長性があるが、
人工知能においては別項目の「事象再生の場」の機能と合わせて、
認識や想起を行う事になる。

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旧・認識プールから新・事象プールの変更について:

「認識プール」を「事象プール」に変更しようと考えたのは、
最初は、意識を構成する為に認識の連続性が必要で、
認識には刺激が必要であると考えてきた。
そして、刺激は構成されると一定時間、情報として保持・維持される事に気付き、
これを保持・維持する場としての考え方として「認識プール」を登場させた。
ただ、「認識プール」を考え出した時はまだ、概感の考え方は登場しておらず、

刺激→認識→意識

刺激を保持・維持する場=認識プール

という考え方だけであった。

そして「概感」という考え方が追加され、

刺激→認識→意識
概感→想起→意識

という考え方が出来た時、
もともとの意識の為の刺激をプールしておく場所としての考え方の「認識プール」は、
認識の為の概感をプールする場としては誤解を生じると感じられた。

そこで、「認識」と「想起」の連続性に対して「意識」の連続性が生じるという事に対して、

認識→意識
想起→意識

認識=刺激の連続性
想起=概感の連続性

刺激の再構成→認識プール
概感の再構成→認識プール これでは誤解を生じそう

それなら、

刺激の再構成→事象プール
概感の再構成→事象プール これなら「刺激」も「概感」も事象なので問題ない

と考え、「認識プール」を「事象プール」に変更した。

今後は「認識プール」に代わって「事象プール」を用いる事にする。

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更新:日付 番号
2025/6/16 001 新規作成
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