------------------------------------------------------
更新番号:
001
更新・日付:
2025/6/17
------------------------------------------------------
人工知能理論のまとめ(事象再生の場:Subjective Reality Space)
------------------------------------------------------
事象再生の場とは:
認識や想起した事象の情報を、仮想的な「世界」として展開する空間
つまり、
事象プールに事象として構成された刺激や概感の全ての中から、
現実の今ある世界を構成するための情報をピックアップして、
その情報を「存在」として再現した場の事。
強い人工知能において言えば、
強い人工知能自身が、身体上にある人間の感覚に代わるセンサー類などから得た情報を、
自身が持つ定義で「事象」としての情報を構成し、
それらの情報を用いて仮想的世界を構築する「場」の事になる。
詳細な内容は、
「432:定義「事象再生の場」について」
を参照されたし。
------------------------------------------------------
事象再生の場の構成:
知能が、現実とされる世界から情報を得て、
その情報を知能が持つ定義で解釈し、
この解釈した情報を自分が意識する世界として再構築する場、という事になる。
情報の流れ:
現実世界→事象の情報→受容→強い人工知能→定義→事象の再構成→仮想世界
仮想空間を用いた構成の例:
例えば、現実世界ではなく、
仮想空間A内にアバターと赤い箱が存在し、
アバターがアバター自身の視点で赤い箱を視覚で捉え、
この赤い箱の視覚で得た画像情報や構成情報を、
アバターが知能の機能として、
「様々な感覚から得られる情報に対する定義を持ち、
その情報から事象を再構成する定義を持っている」場合、
このアバターの知能が「事象再生の場」として構築される仮想空間B内に、
視覚で得た画像情報を、定義を使って解釈した赤い箱と、
そして、これが重要であるが、それを見ているアバター自身の存在を、
仮想空間Aを再構成した世界として仮想空間Bに構成して配置した場合、
アバターの知能にとっては仮想空間Bにある世界が、
自分自身とその他が存在する世界として「認識」できるようになる。
そして、この仮想空間Bの存在が連続性をもって存在が維持される場合、
アバターにとって、仮想空間Bに存在する赤い箱と自分自身は、
意識の対象となる。
この時の「仮想空間B」が「事象再生の場」という事になる。
------------------------------------------------------
例によって名称の英訳は自動変換だが、
「Subjective Reality Space: A Constructed Virtual World of Self-Aware Intelligence」
こういう事になる。
つまり、
「知能が主観的に意識して、それが現実として感じる事になる仮想空間」
という事になる。
------------------------------------------------------
更新:日付 番号
2025/6/17 001 新規作成
------------------------------------------------------
TOPに戻る