2022/12/4

刺激と価値の関係

これまでの刺激と価値の関係についてすこしまとめてみる。

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刺激と知能の関係

知能が脳を使って扱う情報は刺激であり、
基本的に生体としての人間が得ている情報は全て刺激経由であり、
その刺激に対して価値を設定する事で比較の対象とすることが出来る。

刺激は価値と同義であり、
「価値」として認識している何らかの量は、
その刺激の強さと同義であり、比例する関係にある。

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刺激を認識するまでの経路

刺激を認識するまで経路と段階は、
刺激を感覚器官から受けて、神経を通り、
小脳やら大脳という物理的な器官を経由し、
神経細胞まで到達する。
そこで神経細胞が励起され、
神経細胞間のネットワークにその刺激が関連を含めて励起されることで
その刺激とネットワークの関連が1対1で対になる。
そして、その励起によって受けた刺激が想起と同義となり、
脳内でその刺激が存在する事がその励起によって再構成され刺激として存在することになる。
その想起によって再構成された刺激はその瞬間における最も強い刺激であった場合に
認識されることになり、その刺激を認識したと知能は知覚・認識することになる。
そして知能はその刺激を存在する対象として知る事ができるようになる。

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刺激の比較・価値の設定

脳が刺激に対して比較できるのは、
厳密に言えばその刺激の強さだけであり、
それはその刺激の種類に関係がない。

知能はその刺激の比較の為により分かりやすい仕組みとして価値を設定する事になる。
価値は、その刺激に対して自分の知能がどのような意味合いを持っているのかを設定することであり、
その価値は、ある刺激に対して、その個体が持つ知能毎にその設定する価値の量、大きさが異なる。
この知能毎の価値設定の基準が価値観であり、
この価値観はその知能毎に異なる。

価値観の構成は、先天的に持つ生体としての基本的な五感の刺激に対しては
生体が持つ本能的な感覚がまず優先されて価値に設定される。
つまり、好ましいか好ましくないかという価値設定である。

簡単に言えば、心地よければ好ましい、痛いとか苦しければ好ましくないというようにである。

後天的に持つことになる価値観は
直接的な五感の刺激を対象にしない。

この価値観は生命としての誕生後に覚える事、学ぶ事になる価値観であり、
特に社会性を必要とする価値観である。
生命の一個体だけでは成り立たない価値観であり、
他の個体と共有される価値であり、価値観となる。

つまり、皆が欲しがるから高い価値、皆がいらなければ低い価値という価値観である。

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刺激が持つ情報

刺激は五感から得られる情報を基本としていて、
その五感に対してそれぞれ固有の要素を持つ情報として刺激を認識・知覚することになる。

ちなみに後天的に持つことになる価値観の価値には
直接的な刺激は関連していない。

後天的に持つ価値観の価値は、作られた価値であり、
人間だけが共有できる価値である。

貨幣とか宝石とか、信仰や権力や、ブランドとか、人気、
正義や悪、崇高や怠惰、そういった価値観である。

例えば「猫に小判」というようにである。

直接的な五感の刺激の価値と、
後天的な価値の比較ができるのは、
価値としての意味が刺激を置き換えるものであるからである。

つまり、五感の直接的な刺激に価値を設定して価値観とする場合と、
後天的な知識として得る価値としての価値観は、どちらも価値であり、
価値は知能にとっては刺激と同義であるため、
後天的な価値に対しても刺激としての比較ができるということになる。

それは、刺激が認識する対象となりえるということからも言える。
つまり、五感の刺激を認識できるのは当然として、
後天的な価値観の価値となる対象も認識できるということは、
その認識に対する刺激が存在しているという事である。
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ちょっと今日は時間がなかったので
今日はこの辺で。


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