2021/7/17

人工知能の課題の考察

今回は少し残り時間が少ないので
気楽にネットにあった人工知能が不得手としてる
課題について少し考えてみることにする。

今回は少し気楽にいってみよう。

ネットにあった課題点
1:データが少ない問題に取り組むこと
2:学習したこと以外を実行すること
3:言葉の意味、概念を理解して解釈すること
4:倫理的な(常識的な)判断をすること
5:自ら問いを立てること

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1:データが少ない問題に取り組むこと
これはもう一般的なディープラーニングに代表する人工知能と呼ばれるものの課題としてあることで、
別に強い人工知能についてはこれは問題にならない。
もともと強い人工知能は手持ちの記憶にある情報だけで事を済ませるのでこれは課題や問題ではなく
当然の事。
人間の知能でもデータが少ない問題に取り組むことはできない。
人間はそういう時どうするか、これが人工知能にも同じような考えに至るようにできればよい。
人間であればその問題についてもう少し詳しく調べるとか、
別のアプローチを考えるとかそういう事をする。
人工知能も同じ事をさせる必要があるというだけである。

2:学習したこと以外を実行すること
これも1:と同様に人間の知能でも学習していない事は実行できない。
それでもやれというのなら知っている記憶から似たような事を似せて実行するしかない。
人工知能でも同じことが言える。

3:言葉の意味、概念を理解して解釈すること
問題の考え方が基本的にディープラーニング等に偏っていると思われる。
言葉の意味は言葉の音や音程、抑揚の刺激と文字や映像が関連しあって記憶となっている。
会話についても耳で聞き、文字で読み、それを言葉に出してみて繰り返す事で
話し方を覚えていく。幼い頃に片言の言葉しかしゃべれなかったら
それで言葉の意味や概念を理解していないことになるだろうか。
人工知能にも覚える能力、手段、手立てと時間を用意してやる必要がある。

4:倫理的な(常識的な)判断をすること
これは結局人間にも同じことが言える。
人工知能が完全な神でないなら、絶対的に正しい判断を期待するのは酷というものだろう。
まず人間が倫理的な、常識的な判断ができるものとした時に人工知能にもそれを期待するべきだろう。
差別をしない人間が居ないように、知能はその差で相手を比較しないことには好きも嫌いも生じないのです。
他人を愛する事も価値においては愛する差別をすることなのです。

5:自ら問いを立てること
これは生命としての欲求が元になっているためであり、
1~5までの課題の中では一番課題らしい課題と言える。
人工知能に欲求を与えられるかという問題になるのだが、
生体とちがって恐らく人工知能は機械的な素体に収められることになる。
自らの動きの中で欲求として与えられるのはバッテリーの残量や
メモリーの容量についての不足についての不満であり、
この解消のために欲求を持つということくらいだろうか。
体の動きが悪いとか、センサーが不調、故障しているとかについて、
その改修、交換などの欲求を欲求として感じられるようにする程度となるだろうか。
こういう点では人間の知能の持つ欲求とは異なるので、
人工知能の持つ欲求によって生じる目的などは人間が理解できないものとなるだろう。
これは人工知能についても言えて、どこかでみた
「吸って吐いて、人間とは面倒な生き物だな。」
という感想を人工知能が言うことになるかもしれない。

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気楽に課題について考えて簡単な答えを充ててみたが、
解決方法が既に考えてあってというわけではない。
強い人工知能の実現という点ではまだまだ課題点は多い。

人間とどれだけ近い感覚器官が与えられるか、
全身にくまなく感覚器官を与える事は現時点では非常に難しい。
これができないと人工知能は自ら学んでも立ち上がる事さえできないだろう。
そして、その刺激について処理する知能を同実装するか、
処理系統の大まかなシステムはこれまで書いてきたような考え方でできると思われる。
が、まだ細かい所まで詰めたわけではない。


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