2021/6/23

行動とそのきっかけ

人工知能が行動をする時に
何をもって行動をしようとし
何をもって行動を開始し
何をもって行動を完了させるのか考えてみる。

人間が何か行動をしようというときは、
何かの目的をもって行動しようとする。
目的は、人間が何かを欲した時に発生し、
その目的には何らかの価値ある対象を得るという目的が含まれている。

行動をするときには目的がセットであり、
目的には価値ある対象を得るという事と、
その価値ある対象がセットになっている。
目的もなく行動するということは普通はない。
老齢者の徘徊も実際には目的は存在している。
徘徊者が自身で認識できていないというだけである。

つまりは行動は目的+動作ということになる。

行動=(目的=(価値ある対象))+動作

動作のできない行動は存在しないし、
目的のない行動も存在しない。

知能が、何らかの行動を実行する際には、
必ず目的と動作が必要となる。

知能を持つ個体が動作が出来ない状態で行動をすることはできない。

目的はこれまで書いてきたように、
価値ある対象の認識により、その対象を得るための目的の認識が
目的を持つ事のきっかけとなる。

全ての認識は、対象の刺激を脳内で記憶し、
それを想起することによって認識されることになり、
その想起による認識により、対象を捉えることが出来るようになる。

行動も、目的の想起の認識により
目的となる対象と、その対象を得るための手段や行動を想起して認識し、
実際に行動に移することになる。

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少し話は変わるが、
ということはだ、認識というのは、一度記憶してから想起することによって
対象が対象の姿として認識できるということになるということになる。

刺激の認識も、記憶の想起した結果としての記憶の認識も、
想像や、空想、思考など全て脳内で何らかの対象として認識されるものは、
全て一度記憶され、想起された上で認識されるということになるだろう。

つまりは、
脳の認識の仕組みは、
脳内で処理できる刺激としての情報を、対象についてまとめた刺激の情報の塊を
想起するという形で、セットで励起し、その励起によってその瞬間最大となった
強さの刺激を認識したと思っているということである。


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