2021/4/19

思考と記憶

思考と記憶の関係について考えてみる。

思考する際に使用する最も大きな要素としては

思考する目的
思考した後の解答として目的を達成するための方策
がある。
この目的と目的を達成するための方策の間を
取り持つのが脳内にストックされた記憶ということになる。

新たな目的に対して新たな方策を一から作り出しているわけではなく、
記憶の中の思考した過去のストックから
これまでに目的を達成したときの良し悪しを含めて
過去の目的を達成するための方策のなかから
一部を改変したり、組み合わせたり、取り除いたりして
新たな方策を作り出す。
これが思考するということになる。

少ない記憶の中からでも上手な方策を生み出すこともあるが、
多くは記憶の量と思考した経験の量が多い方が
新たな方策として良いものを生み出すこととなる。

思考した経験は成功した例も失敗した例も含まれるため、
もちろん成功した量が多ければ次も成功する方策が生み出されやすく、
失敗が多ければその分、失敗を回避できることも考えられる。
思考した回数は次回の思考の成功の可能性を高める。


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