2021/3/16

価値と記憶の関係

価値の記憶には記憶として脳に記録される情報として
概念と具体的な対象と集合の要素がある

対象物を記憶する際には要素が必要となる
またその時の要素は対象物を認識する際に受けた
刺激を対象物の要素として認識し、対象物として記憶する
対象物の認識は対象物に対する刺激として認識する

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記憶の想起に利用される情報として
概念が用いられる場合と、
具体的な対象が用いられる場合と、
集合の為の要素が用いられる場合がある。

概念には名称がつけられ、
集合としての記憶となる。

例えば、「山」の記憶といったもの。
特定の「山」を指定しているわけでなく、
一般的な「山」としての集合の概念となる。
「山」といって想起しても様々な対象が思い浮かぶが
どれを指定しているわけでなく、対象全体が記憶の対象となる。
プログラミングで言えばテンプレート。

具体的な対象も名称を持ち、
集合の要素としての記憶となる。

例えば、「富士山」の記憶といったもの。
具体的な名称や姿、情報などの要素を持ち、
特定の記憶となる。
プログラミングで言えば、オブジェクトのインスタンス。

集合の為の要素は、
概念が持つ要素として、
その対象物を表すときの様々な意味合いを表す。

例えば、「高さ」「大きさ」「色」「場所」の記憶といったもの。
上記の「山」や「富士山」に関連する情報として記憶される。
プログラミングで言えばプロパティ。

脳の記憶の中ではそれぞれの情報記憶は独立しているわけでなく、
それぞれが関連付けられて記憶される。

最初の記憶では
概念としての記憶から始まる。
具体的な対象や複数の要素を持たない状態では、
正確な情報として対象物を記憶することができないため、
対象物を正確に細かく認識することができない、

赤ん坊が覚えたての犬:ワンワンを
すべて動くものをワンワンと呼ぶようなものである。
この時、赤ん坊が覚えたのは対象物を記憶するための概念の名前と音である。
要素としては形状と動くという要素だけ。

食べるもの全てがマンマ。
これも口に入り食べるもの全てがマンマ。
マンマという概念のみである。
コメやパン、人参などの具体的な対象の記憶はない。
味や色、形などの記憶の要素も記憶に入っていない。

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目が見えない状態での記憶について考える

視覚の情報がない状態であっても
対象物の概念や要素としての情報が記憶される。
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記憶には要素が必要となる。

対象物を要素なしで記憶することはできない。
対象の名前や、形や、色、大きさ、重さ、硬さ、音、味、
何かしら1つ以上の要素とともに記憶される。

他人から聞いた対象であっても
これまでの記憶から想像した新たな対象物を想像し
それを認識したうえで、記憶する。

対象物を認識する場合には、
認識するという働きが必要となるため、
何らかの刺激を通して対象物を認識するしかない。

このため、対象物に対する刺激を対象物の要素として
認識し、認識することで対象を記憶することができるようになる。

上記の目が見えない状態であっても
何らかの刺激は対象物を認識する際に刺激として受けるはずなので、
この刺激を対象物の要素として認識し、記憶する。
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価値の比較は要素の価値の比較

対象物を比較する時に使用する価値の大きさは
互いの対象物が持つ共通する要素の比較となる。


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