2021/3/12
VRの利用
ロボットの開発技術がまだ人工知能の搭載に見合うだけの
刺激の入力ができないのでVRを利用したアバターによる
人工知能の搭載を勧める
VRでのアバターに人工知能を搭載した場合
リアルでのロボットに人工知能を搭載するのに比べ
刺激も仮想となるが、刺激への入力を与えやすい。
また、オブジェクトは現実世界の方が圧倒的に数も種類も多いが
VR空間での限定的な刺激の入力への実験という形では
オブジェクトは少ない方が実験やデータの確認がしやすい。
五感の入出力もVRの方が観測者から確認がしやすいし、
データの入出力も扱いやすい。
最初はオブジェクト数を少なくした空間に
アバターを置くことになる。
観測対象のアバターと
いくつかのオブジェクトとして
人間での飲食に関するバッテリー充電のオブジェクトが必要になるだろう。
人工知能では
成長過程においては
成長に合わせてアバターのサイズを大きくするか
入力の刺激の数を多くするなどの工夫が必要になる。
生命には本能があるように
あらかじめプリセットされた機能が必要となるかもしれない。
最初はバッテリーへの充電で満足感や快楽が得られるようにする。
また、バッテリーが一定値以下になった場合に不快の刺激を
得られるようにする。
排泄はVRでもロボットでも必要ないので機能的には不要だが、
本来、人間であれば、排泄の快楽と排泄がうまくいかない状態の不快感
の刺激が学習できる。
動物にもあるが親しい者とのスキンシップで快楽を得るのもある。
いずれにしてもアバターの人工知能から見て、
それぞれのオブジェクトには価値の設定が必要になるから、
アバターから見たオブジェクトには全てアクセスできる対象として
用意する必要がある。
それが床や壁であっても。
リアルのロボットとVRのアバターでは
実現が難しい部分がちょうど世界の隔たりとともに逆転している。
リアルではロボットが認識できる刺激の少なさが初期で問題となり、
VRではアバターの存在する世界のオブジェクトの数の少なさが初期で問題となる。
いずれにしてもVRの方が初期システムの構築には有利だろう。
費用や設備の面でも。
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まぁいずれにしても人工知能には感情が必要になるな。
感情がない状態ではいくら学習しても、昆虫や魚類、鳥類位までが行き着く先だろう。
そこから一歩先の最低限、ほ乳類位の知能になるには
感情は不可欠な機能になる。
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